2023年02月28日

幼児期の「弱視」判定で大きな成果、早期治療が可能に 国が「群馬モデル」に注目

「弱視」とは「視力が極端に悪い」ということだと思っていましたが、日本弱視斜視学会の「弱視」に関する解説を見ると「医学的には『視力の発達が障害されておきた低視力』を指し、眼鏡をかけても視力が十分でない場合」を指すそうです。

この「弱視」を幼児期に見つけ、早期治療につなげる群馬県の取り組みが先進的として注目されているという記事がありました。

記事によると、群馬県内の全35市町村の3歳児健診に、弱視の可能性を判定する「屈折検査」を全国に先駆けて導入したそうで、これまで0%に近かった弱視児の発見率が3%近くに増え、視力の発達が完成するとされる6〜8歳頃を迎える前に早期治療をできる可能性が高まったそうです。

一方、検査で異常が判明しても精密検査を受けないご家庭が2割程度はおられるという課題があるそうです。

弱視についての理解を深め、少しでも早く治療を受けて改善ができるよう、将来的に「群馬モデル」が全国のスタンダードとなる日がくることに期待したいですね。

今回ご紹介した内容について、詳細な情報が下記の記事に載っていますので、ぜひご一読ください。
東京/内出
posted by 日本眼科医療センター at 10:58| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする